壁に文字を書く。は、は、は、は、は。
は、を書く。
は、と書いたはずが、すべて、な、になる。
な、な、な、な、な。
は、を思い出せない。
な。
な、な、な、な、な。
は、と書いたはずの、な、が壁にひたすら並んでいる。
posted at 12:34:30
トマトからレタスの葉が生えていたので、レマト、と名づけた。
posted at 12:42:02
軌道上に居た話。三階建てビルの屋上にて。
頭上には雨雲がまるで早送りのように流れていた。
父は私に、二時十分に雨が降るか、と尋ねたので視線を空に促すと、半ば諦めた表情で納得していた。
午後一時半の出来事。
それから三階に下りると、そこはまさに軌道が通っていて、壁の向こうから惑星が流れて来た。惑星には記号や数字が振られていて、元素表をみているかのようだった。惑星は次第に高速になり、極限の心拍数と同期して、壁と私の身体を突き抜け、流れ続けた。軌道上ですべての鼓動が共鳴した。
posted at 13:13:16
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