2012.06.02
なつかしい階層大地、たくさんのひとに会った。草をふむ。
posted at 05:49
放課後の待ち合わせ、やっと落ち合えた私たちは個室の浴場へむかう。浴槽はなく、20畳ほどの畳の部屋自体ににぬるいお湯が張ってある。「節電」だとかで、外から何度も勝手に電気を消される。暗闇の中、足の裏に畳を感じながらお湯に立ち尽くす。湯気とイグサのにおいが幻想的だった。
「もうあなたと会うことはない」といって突然部屋を飛び出した彼。私は頭が真っ白になりながら後を追う。改札口、駅員に「これでなんとか入れてください!」と叫びながら財布ごとわたす。小銭を出している余裕がなかった。財布の中身は120円だったのだけれど。彼は多治見に行くはずだ。「駅員さん!多治見行きの列車は何番ホームですか!!!」指されたほうの階段を駆け上がり、発車直前の列車に滑り込む。いない、どこにもいない。乗客の頭を踏みつけて車内を見回ったが彼の姿はなかった。それどころか女性専用列車のようだった。隣にいた女性に聞いた。「あの、これ、多治見行きですよね?」 女性「これは田島行きです」眩暈がした。
posted at 03:00
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