三時間弱、泥のように眠った。
深く深く眠ったけれど、夢はしっかりみた。
こどものころからよくみる、空中を"泳ぐ"やつ。
身体全体のバランス感覚と手足と少しの精神を使って、
地上数十センチ~数百メートルを半自由に泳ぎまわる。
空を"飛んだ"ことはまだない。
大学?デパート?の様な施設内をぐるぐると徘徊しながら昔の知人友人たちに会う。
うしろめたい気持ちが時折入り交じる。
リップグロス、開かない暗証番号(女の子とのキス)式ドア、売り切れたMの白いカバン、
カメラ屋カウンターにいた小中学の同級生のダイスケ、スイミングコーチのダイスケ、
外は嵐。
女中さんが運ぶ白い鯨の賄い、サラリーマンに身を売るわたし、
摂食障害のKちゃんとの食事、あきらとの約束、
今も鼻に残る油のにおい、
古本屋で立ち読みする顔の無いひとたち、
これら全ては自然光の中での出来ごとで、
完全無音における会話、常に身体は空中に浮いていた。
posted at 18:44:42
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